Zigbee2MQTTにデバイスをペアリング

Zigbee2MQTTにデバイスをペアリング

前回の記事でZigbee2MQTTのセットアップが完了したので、引き続きZigbeeデバイスのペアリングをやっていきます。

Zigbee2MQTTを利用してHome AssistantにZigbeeデバイスを統合
前回の記事でHome Assistant Supervisedをインストールしました。今回はSupervisedの機能の一つ、アドオンを使ってZigbeeデバイスを統合します。 Raspberry PiにHome Assistantをインストール我が家ではHome Assistantを使ってスマートホームを構築しています。Home Assistantはインテグレーションやプラグインが充実しているので、たいていのメーカーのデバイスを統合して管理できるのが便利です。 最近Raspberry Pi 4の環境を更新したのを機に、新たにHome Assistantをインストールし直したので、手順をご紹介します。 Home AssistantOpen source home automation that puts local control and privacy first. Powered by a worldwide community of tinkerers and DIY enthusiasts. Perfect to run on a Raspberry Pi or a loca

TRÅDFRI の電球をペアリング

まずはIKEA TRÅDFRI(トロードフリ)の電球をペアリングしてみます。

TRÅDFRI トロードフリ LED電球 E26 1160ルーメン, スマート ワイヤレス調光/ホワイトスペクトラム 球形 - IKEA
TRÅDFRI トロードフリ LED電球 E26 1160ルーメン, スマート ワイヤレス調光/ホワイトスペクトラム 球形 キッチンテーブルは、朝食をとったり、仕事や宿題をしたり、快適にディナーを楽しんだりする場所? このスマート電球を使えば、調光も、白色から暖色までの色温度の調整もできるので、それぞれの場面に最適な照明にすることができます スマートLED電球なら、照明をさまざまな用途やシーンに合わせて調整できます。たとえば、ディナーにはあたたかみのある電球色、作業には明るい昼白色といった使い分けが可能です リモコンを使って、点灯・消灯、調光、電球色から白色まで色温度の段階的な調節が可能です

Zigbee2MQTTの画面右上のPermit joinをクリックして、Zigbee2MQTTをペアリングモードにします。

続いて電球が点灯している状態から「スイッチオフ→オン」を6回繰り返します。デバイスにもよると思いますが、この電球はペアリングモードに入ると数回点滅するのでわかりやすいです。

少し待つとペアリングが完了します。成功すると右下に通知が表示されます。

デフォルトではデバイス名がZigbeeアドレスで表示されてしまってわかりにくいので、リネームします。Zigbee2MQTTで設定できる名前には下記の2種類があります。

  • Friendly Name: Zigbee2MQTT上に表示される名前
  • Home Assistant name: Home Assistant上に表示される名前。未設定の場合は上記のFriendly Nameが表示される

個人的にはこのうちのFriendly Nameだけを設定するのが良いと思っています。Home Assistant上での名前はHome Assistant側で設定すれば良いので。

では、リストの右端の方にある青い編集ボタンをクリックしてFriendly Nameを変更します。Update Home Assistant entity IDにチェックを入れた状態でリネームすると、Home Assistant上に表示されるエンティティID(light.xxxxxxxxのような形式)を更新できます。Friendly Nameを日本語にするとエンティティIDが不自然なローマ字読みっぽいものになってしまうので、英数字で入力します。

デバイスの情報はこんな感じで確認できます。メーカーや機種名をはじめ、結構詳細なデータがありますね。商品画像が表示されるのは嬉しい。

Exposesタブを開くと状態の確認や変更ができます。が、一通り設定が済んだらHome Assistant側から操作することになるので、あまりこの画面に触れることはないかもしれません。

これでZigbee2MQTT側での操作は完了です!

Home Assistant側でデバイスを見てみる

Zigbee2MQTTで登録したデバイスは、Home Assistant側ではMQTTインテグレーションのデバイスとして統合されます。サイドバーの設定から「デバイスとサービス」を開き、MQTTのデバイスボタンをクリックします。

デバイスのページを開くと、このように情報が表示されます。

右上の編集ボタンをクリックして、名前とエリアを設定します。ここでは日本語で名前をつけても問題ありません。

コントロールを選択すると明るさの設定や調光、オンオフなどの状態を変更できます。変更できる項目はデバイスによります。

一通り照明を登録し終えました。やっぱり家中の状態を一元管理できるのは便利だし面白いです!